03-6869-1726
06/12 19:00 UP! 濡れる日記TAKU(ﾀｸ)(32歳)
服の上からでも、君の体温が伝わってくる
まるで「早く触れて」と
肌がぼくに囁いているみたいで
気づけば
指先が勝手に君をなぞっていた
キスをすると
君は少し震えて
ぼくの唇を
逃げるようでいて
追いかけてくる
舌を絡め合いながら
ぼくたちはもう
どこまで触れていいかなんて忘れていた
ぼくの指が
ゆっくりと君の奥に沈んでいくと
そこはとっくに
熱くて
とろとろで
欲望のぬかるみに足を取られたみたいに
指が離れなくなる
クンニをしているときの君は
理性と本音の境目が
全部とろけてしまった顔をしてる
クリトリスを舌先で軽く転がすだけで
腰が跳ねて
喉の奥から声が漏れて
「もっと、そこ……」って
心の声が聞こえてくる
おもちゃを使うときは
君の反応を一番近くで感じられるように
目を合わせながらそっと挿れる
小さく首を振りながらも
君の身体は
嘘をつかない
「ぼくの指、気持ちいい？」
そう聞くと
君は恥ずかしそうに頷いて
もっと奥へ
もっと強くと腰を揺らす
挿れなくても
満たせる
触れるだけで
濡らせる
声も
体温も
締まりも
全部
ぼくのものになる夜が
こんなにも愛おしいなんて
思ってなかった
