数年前、ある町のキャバクラで黒服をしていたのですが、ここの運営メンバーが少々癖ありでした。

 

金髪に白縁のメガネをかけながら、まっさらなのに背中に刺青が入ってて銭湯に行けないと嘘をつく同い年の男。歯がほぼ無く、ネカフェ暮らしなのにツイストパーマをかけているおじさん。数年に一度葉っぱ所持で牢屋に入る店長。店長が牢屋にいる時、代理で店長となるマッチョ。そして私の5名が主なメンバーでした。

 

こんなメンバーのため、キャストの皆さんはとても私に優しく、楽しい黒服ライフを送らせていただいたことを覚えています。

今でもたまに彼らと飲むことがあるのですが、先日同い年の金髪白メガネが「ブレイキングダウンに出て人生を変える」と真顔で言っていた時は痺れました。

なんとなく私の中の常識という名の偏見を取り除いてくれたのは彼らなのかなと思います。

色んな人に出会うとキャパが広がって良いですよ。皆様も是非。

 

余談ですが、彼らとよく行った亀戸にある［ふらの 山部店］という居酒屋、中華居酒屋なのにまぐろのなめろうが圧倒的に美味い名店。

ナナちゃんというカタコトのおばちゃん店員がいるのですが、初めて話しかけられた言葉が「あなた耳四角いよね」でした。